──監督はこの映画は大きな質問を投げかけているといっています。監督として現実を変えるためメッセージはありますか。
福島みずほさんにお会いしましたが、それも福島さんがどう思うかという質問を投げかけたかったからです。フィンランドの議会でこの映画を上映したときに、各政党のリーダーが言ったのは「100,000年もの年月がかかるとは知らなかった」という意見がほとんどでした。しかし私はこのような意思決定機関にいる人たちにこそ、この映画を観て知ってもらいたいと思ったのです。ほんとうに成熟した社会では、あらゆる情報はきちんとオープンにされるべきだと思います。そうしてはじめて、みなさんが決断を下すことができるのです。
しかし、今回の原発の事故のことを考えますと、実は日本では何年も前から、メンタル・メルトダウンを起こしていたのだと言わずにはいられなせん。十分な情報を与えられないということに疑問も持たず、本当は何が起きているかも知らず、しょうがないと原発を受け入れてしまっていたのです。福島の原発の事故の際に西側は連日「なぜ日本政府は全てを明らかにしないのか、情報が開示されないのか」と報道しました。福島の原発事故は決して自然災害ではなく、人間の過ちが起こした人災です。リヒタースケールは最高値がわからないところまで地震は起こりうるということを表しますが、人も同じようにスケールで計り切れない、限りなく大きな間違いを冒すのです。
「福島原発は地上のオンカロになるだろう」マドセン監督|「日本の原発への対処が世界中に大きなインスピレーションを与えるでしょう」と提言 - 骰子の眼 - webDICE (via theemitter)